Obsidianでバレットジャーナルをするのに使っている記号と運用方法
以前に「メモするだけで終わらないObsidian Thinoのデータ活用」の記事でObsidianのデイリーノートでバレットジャーナルを使っていると紹介していました。
現在はThinoを使うのをや めていますが、バレットジャーナルは引き続き使っています。
そこで今回はObsidianでバレットジャーナルをするのに現在使っているキーとキーによって分類したメモをどういう風に使っているか書いていきます!
前提
この記事で紹介している内容には下記のテーマとプラグインを使っています。
- GitHub - kepano/obsidian-minimal: A distraction-free and highly customizable theme for Obsidian. https://github.com/kepano/obsidian-minimal
- Introduction - Tasks User Guide - Obsidian Publish https://publish.obsidian.md/tasks/Introduction
- Dataview
Obsidianでバレットジャーナルをするのに使っているキー
バレットジャーナルで使用する キーは今のところ9つ使っています。
キー | 概要 |
(空白) | やること |
/ | 進行中 |
x | 完了 |
- | キャンセル |
> | 移動 |
* | やりたいこと |
I | アイデア |
? | 考えたいこと |
b | ブックマーク |
タスクに関わること、覚えておきたいことやひらめいたこと、などとりあえずメモする段階では何も考えずに記録に残しています。
タスク
まずわかりやすいところだとタスクが挙げられます。
僕はタスク管理もObsidianで行っているのでメモをそのままタスク管理にしています。
タスク関連で使っているキーは5つあります。
- やること(空白)
- 進行中(/)
- 完了(x)
- キャンセル(-)
- 移動(>)
タスクとして使うものは特にキーは設定せずにチェックボックスにするだけ、進行中や完了などステータスが変わった段階でキーを設定しています。
Obsidianでどのようにタスク管理しているかは以前に「Obsidianでタスク管理をどうやってるか紹介」で書いているので合わせて読んでみてください。
やりたいこと
やりたいことはキーとして「*」をつけています。
タスクとは別にすることを意識しているので、実行することに変わりはなくてもタスクとは別に管理しています。
なぜタスクとは別で管理しているかは「タスク管理に疲れないためには考えをアップデートする」を読んでもらうのがわかりやすいです!
やりたいことの運用方法
やりたいことは年間単位でやりたい、やってみたいことを作っているノートがあるので、そのノートにプラスしてDataviewjsで一覧表示しています。
Dataviewjsのクエリで下記のようにすることで、完了になっていないやりたいことが一覧で表示されます。
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const query = ` not done filter by function task.status.symbol === '*' ` dv.paragraph('```tasks\n' + query + '\n```')
これで時間に余裕があり意欲的な時にリストから選んでやりたいことを実行しています。
アイデア
アイデアはキーとして「I」をつけています。
こんなことをやってみてもいいかも、こういうことしたら面白いかも、これ買ってみたらいいかも、みたいな具体的な行動に落とし込むまでもなく、特に考えを煮詰めるものでもないことをアイデアとして扱っています。
何もアクションをしないならわざわざ残さなくても良いじゃないかと思うかもしれませんが、日々のアイデアが積み重なってくると自分の興味が見えてきて面白いです。
アイデアの運用法
アイデアはマンスリーノートに月ごとにフィルタリングしてDataviewjsで一覧に表示しています。
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const query = ` not done filter by function task.status.symbol === 'I' filter by function task.file.path.includes('Log/Daily/2024-11') // 月ごとのフィルタリング ` dv.paragraph('```tasks\n' + query + '\n```')
アイデアはひらめいたら何かしらの形にしないともったいない、と思っていた時期があるけれど今は特にアクションを起こすことはしていません。
もちろんたまに眺めてアクションに移すこともありますが、基本的には思いついたらメモしたままで終わりという運用になっています。
これくらいの気持ちでいたほうがプレッシャーにもならず、アイデアから何か生まれたらラッキーくらいの気持ちでいます。
考えたいこと
考えたいことはキーとして「?」をつけています。
すぐに考える気分ではなかったり、そもそも腰を落としてゆっくり考えを練る必要があるものは一旦考えることとして記録しています。
考えたいことの運用方法
考えたいことはObsidianの起点となるホームページを作っているのでそこにDataviewjsを使って一覧で表示しています。
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const query = ` not done filter by function task.status.symbol === '?' ` dv.paragraph('```tasks\n' + query + '\n```')
空いた時間にノートを広げて考えごとをすることで自分の中では気になっているけど、すぐに結論を出せないことや調べごとをすることができます。
ブックマーク
ブックマークはなんとなく気になるけど、具体的にどういうキーにするかわからなかったりアクションが起こせないときに使っています。
ブックマークの運用方法
考えたいことと同様にホームページにDataviewjsを使って一覧で表示しています。
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const query = ` not done filter by function task.status.symbol === 'b' ` dv.paragraph('```tasks\n' + query + '\n```')
ブックマークは自分の中で消化できれば何もせずに完了にす ることもあれば、アクションを起こしたければやりたいことかタスクにしています。
まとめ
今回はObsidianでバレットジャーナルをするときに使っているキーと運用の方法を書いてみました。
運用もなかなかうまくできていて、毎日チェックボックスを整理するときの処理も迷うことがありません。
使ってみてたら面白いかなと思っているキーもあるのです、新しく使うキーが増えたり使い方が変わったらまた記事に書きたいと思います。